シングルステップテスタ SSTシリーズ


概要
 マイコンシステムのソフトデバッグ、ハード調整は一般的にICEが使われて いますが、高機能を提供してくれる反面、操作性が難しい、ホストコンピュータが 必要で現場ではスペース/移動性の面で使いにくい、ICEを立ち上げる以前の ハード障害に対応できない、そして何よりも価格が高い等の問題点があります。

 本機は、この様な問題点を考慮して、シンプル・イズ・ザ・ベストをテーマに企画 されています。ROMベース、ROMエミュレータベースで開発を進める際に、 誤動作の解析に、現場使用に、教育実験用などに最適です。

 先ず、ターゲットのCPUを本機に乗せ換え、本機のプローブをターゲットの CPUソケットに挿入します。以上で準備OKですのでターゲットの電源をON します。これで準備完了です。

 使用方法は、実際のプログラムをリアルタイムで実行し、必要に応じてシングル ステップあるいはアドレスブレークでCPUの動作を停止して、モニタ表示により データ、ステータスをチェックしプログラムリストと比較しながらデバッグを進め ます。

 SSTは必要最小限の機能しか持っていませんが一度使用していただくと、 シンプルでジャストフィットする操作・設定・機能など、デバッグに集中出来る 事を狙いとした特徴により、思っていた以上の便利さが分かっていただけるもの と思います。

 プログラムを設計した技術者は、わずかのヒントが有れば、そのバグポイントが 頭に浮かぶもので、本機は使用実績を基に企画されており、プロユースにも充分利用できます。

特徴
  • Z80用、HD64180用、HD68K用
  • 実機と同じ条件にてデバッグ出来ます。
  • 豊富なモニタ内容
     アドレス・データ・ステータス・ブレークアドレス。
  • プログラムアドレスの他、データアドレス、I/Oアドレスでもブレーク設定が出来ます。
     従って、転送中のデータが容易に確認できます。
  • 三種類のステップ動作。
       シングル
       オート(シングルステップのリピート)
       フル (すべてのアクセスでステップ動作)
     フルステップでデータアクセスをモニタすると、リード時はメモリの内容が、 ライト時は書き込まれるデータを確認できます。I/Oアクセスでも同様です。
  • NMI、INT、BRQ信号をCPUへ接続するか否かDIP SWで設定可能。
  • シンプル操作
  • 専用電源不要
  • 低価格
  • 省スペース
表示部(SST-80での表示例)

××××−○○−△△△ □□□□
 

××××   アドレス
○○     データ 
△△△    ステータス
  M1 : マシンサイクル1
  MRD: メモリリード
  MWR: メモリライト
  IOR: I/Oリード
  IOW: I/Oライト
  INT: 割込アクノリッジ
  BAK: バスリクエスト・アクノリッジ
  HLT: ホールト
(NMIはアドレスが66Hへジャンプしたことで判断します)
□□□□   メモリブレークアドレス
io□□   I/Oブレークアドレス

キーボード
I/O RES
FS AS
RUN SS

0〜F: 16進キー(ブレークアドレス入力用)
I/O: I/Oブレークアドレスキー
SS : シングルステップキー
AS : オートステップキー
FS : フルステップキー
RUN: ラン(実行)キー
RES: リセットキー
LED
シングルステップ時に点灯します
DIP SW
CPUへのNMI、INT、BRQ信号をカット出来ます
操作
  • ブレークアドレスの設定

    メモリアドレス1234Hでブレーク--->[1][2][3][4]
    I/Oアドレス56Hでブレーク --->[5][6][I/O]
    設定は、プログラムがラン中でも停止中でも行えます。

  • ランモード

    [RUN]キーを押すと、シングルステップモードから抜け出しプログラムはフリーランします。

  • シングルステップモード

    [SS]キーを押すとプログラムはシングルステップモードに入り、 キーを押す度にプログラムは1フェッチステップずつ進みます。 [FS]キーは[SS]キーと同様ですが、データアクセス、I/Oアクセスでもステップします。
    [AS]キーは[SS]キーと同様ですが、押している間ステップをリピートします。

  • リセット

    [RES]キーを押すとCPUにリセットがかかり、プログラムは0番地からスタートします。

  • データ転送のチェック

    例えば、20番地のパラレルポートにメモリからデータ転送を行う場合、 io20としてブレーク設定しておくと一回毎のデータ転送アクセスでブレーク しますので、転送中のデータ確認が出来ます。

  • レジスタ内容のリード方法

    レジスタ内容の直接リードは出来ませんが、チェックしたいところにレジスタから ダミーの転送命令を入れておけばその内容が確認できます。

仕様
  • 適用CPU  Z80(-A,-B,-C,-H)、HD64180PS、HD68HC000PS
  • パッケージ  SST-80:40Pin-DIP、 SST-180:64Pin-SDIP、 SST-68K: 64Pin-SDIP
               その他のパッケージには適切な変換ソケットが必要です。
  • デバッグ方式 SST-80,SST-180:シングルステップ(WAIT信号制御)
                SST-68K:     シングルステップ(BACK信号制御
  • モニタ表示  LCD(16桁1行)
  • キー入力   16進キー、6ファンクションキー
  • 電 源    不要。プローブを介してターゲットより供給
  • 消費電流   210 [mA](typ)ターゲットCPUを除く
  • プローブ   40pin/64pin ケーブル長250mm
  • 使用温度     0℃〜+40℃
  • 保存温度   −20℃〜+60℃
  • 外形寸法   182(W) x 103(D) x 20(H) [mm]
  • 重 量    200 [g]

Copyright 1995 HARDy